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大きな病院の待合室

2015年10月24日


「いつまでも元気が取り柄」と決め込んでいても年には勝てないものと思い、朝早くから検査のために福井市の大きな病院へ行ってきました。

 

検査の結果は別として、

レントゲン・診察・またレントゲン・また診察、それぞれの待ち時間のあいだ、忙しい毎日を忘れて本当にゆっくりした気分で過ごしていました。

 

 

大勢の人がいる待合室には、車いすの年配者がたくさんいます。

 

年老いたお母さんに付き添っている娘さん、とはいっても50代くらいの女性。

年配のお父さんの車いすのそばにいる50歳くらいの息子さんみたいな人もいました。

 

そんな中で、

 

腰を折った前かがみで目をつむって辛そうにしている中年の女性がいました。

眠っているのではなく辛さをこらえてじっと目をつむっているようです。

 

その車椅子に寄り添うようにして長椅子に腰を掛けているご主人らしき70代半ばのような中年の男性がいます。

何気ないように顔を見ると、穏やかないい顔をしています。

 

その人の歳での看護・介護は大変なんだろうなと思っていました。

 

 

伴侶・・・。

 

連れ立ってゆくもの。

道連れ。

つれ。

特に配偶者。

一生の伴侶、という意味であることをを思い出しました。

 

また、奥さんの方を見ると、

「お父さん! 今日は本当にありがとうね!」なんて思いが微塵も感じられないような顔をしています。

それほど辛いのでしょう。

 

互いに、

かけがえのない親よりも長い年月を共に生きて、どちらかが具合を悪くした時にはしっかりと見守ってあげるという、美しい姿を見たおもいでした。

 

そして我に返り、何事もなく過ぎしていれることに感謝の思いと共に、

「体に気を付けて、また頑張ろう!」との思いで家路につきました。

 

その他、いろいろと考えさせられた1日…、いや、半日でした。

 

 

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平池 雅廣 について

“一人の人を大切に”を信条として、あくまでもお客様の満足とよろこびのための経営に徹しています。いくつになっても果敢な現役続行の78歳