名入れペンをパッド印刷で、
【パッド印刷】で名入れペンを、
当ページでは、
名入れペンをパッド印刷を使って作成する方法を説明しています。
【できるまでの工程】
① ペンに応じた印刷可能範囲の確認
② データ作成(確認した印刷範囲に合わせて)
③ 印刷版用「ポジフイルムの作成」
④ 印刷版作成
⑤ パッド印刷機のセッティング
⑥ インクの選定
⑦ 試し印刷(印刷箇所にセロテープを貼って)
⑧ 本番印刷
⑨ 印刷仕上りの検査
① 包装仕上げ
※以上のように、
大口印刷の場合も、1本だけの個人名入り個別名入れペンの場合もその工程は全く同じでその全てに吟味が必要とした工程です。
パッド印刷
【パッド印刷の歴史】
パッド印刷の技術は100年ほどの歴史がありますが、ドイツのタンボ社によって約60年前に確立された印刷方法で、別名は「タンボ印刷」ともいわれてきました。
当初は、
時計の文字盤に印刷をするということから時計業界を中心に活用が広がった特殊印刷工法として知られています。
パッド印刷は、
エッチングされた凹版にインクを流し込み、
余計なインクをスキージで掻き出たあとに残ったエッジングの中のインクをシリコンパッドでを拾って被印刷物に転写する印刷方法です。
・一次転写:エッジングに残ったインクをシリコンパッドに転写
・二次転写:シリコンパッドで拾ったインクを被印刷体に転写すること。
シリコンパッドの弾力性により、
曲面や凹凸のあるアイテムにも印刷でき、最小フォントサイズ:3.5ptの微細文字の印刷も得意としています。
【メリット】
・低コストで短納期が可能
・細かい印刷が可能
・湾曲や凹凸のあるアイテムにも印刷が可能です。
【デメリット】
・低コストで短納期が可能
・細かい印刷が可能
・湾曲や凹凸のあるアイテムにも印刷が可能です。
【印刷対象物】
印刷可能対象の材質は、紙類をはじめとして、金属類・プラスチック類・木材類やその他のあらゆる固形物への印刷が可能ですが、ゴム系などの柔らかいモノへの印刷は不可能です。
名入れペンネットサイトの姉妹サイト
印刷込みサングラス「ノベルティジャパンサイト」でも、
パッド印刷が活躍しています。
【印刷可能範囲】(W:横幅)
一般的な印刷機のサイズ限度(横幅:50㎜)で、
印刷機種によってサイズ限度(横幅:150㎜)のものもあります。
【印刷可能範囲】(H:縦幅)
縦幅(天地)は、ペンの大半が円筒形であるため、その直径の約60%を限度としています。
例として、
直径:10㎜のペンへの印刷可能縦幅(天地)は6㎜になります。
【データ作成】
お客様ご希望に合わせてデータ作成を進めます。
「画像とデータ」
専門的なことでもあり、
一般的にはお分かりにならないのは当然ですが、
「データを添付しました」といわれても添付されているのは大半が「画像」です。
画像からでは印刷版は作成できないので、
その画像をデータ化(編集可能なベクターデータに変換)する必要がありです。
「画像からのデータ作成」
文字以外の、ロゴや校章などはトレースしてデータに変換していきます。
「鮮明な印刷」
・最小文字サイズ:3.5pt(天地:1㎜)でも鮮明な印刷が可能です。
【家紋入り個別名入れボールペン】
複雑な作りの家紋を細いペンに、
印刷可能なデータへの変換は難易な作業です。
※細線状態部分の潰れもない印刷のためには、
・名入れペンネット独自のデータ作成技術
印刷時の工夫、
・インク濃淡の調整
・適したパッドの選定
・機械動作しぴーどの調整
※すべてに微細な調整が必要です。
【ポジフイルム作成】
・①は、名入れペンネットの元ロゴ
・②と③は、2色重ね印刷世のもので、
②は、ミントグリーン色でのロゴマークの印刷、
③は、名入れペンネット名を黒印刷です。
・④は、ロゴマークと文字ロゴのすべてを1色印刷する際に使用します。
【印刷版作成】印刷版作成機
出来上がった「ポジフイルム」を使って「印刷版」を作成します。
①部分では、ポジフイルムと感光性樹脂凹版材(PGプレート)を重ね合わせて、1.5分間の露光をし、版材の文字やロゴの絵柄以外を硬化させます。
⓶部分では、硬化してない部分(ポジフイルムの文字やロゴ)をアルコール皿の底のブラシで掻き出し文字やロゴ部分が凹状態にします。
③部分では、凹状態になったPGプレートの全体を乾燥させます。
再度、
①部分で、乾燥した印刷版(凹状態のPGプレート)を硬化させて「印刷版」の完成です。
【パッド印刷機のセット】
・出来上がった印刷版を固定します。
・印刷図柄に合わせたシリコンパッドを選定して取り付けます。
・機械動作における「スピード」「空気圧」等を調節します。
※本調整は、印刷開始後もしばらくは続けます。
【インク投入】
お客様ご指定のインクに硬化剤と転化剤(うすめ液)を混合して機械に投入します。
※その際は、
・既成色はそのままで、
・調合色は、グラム秤を使って調合します。
【VICの既成色インク】
主に使用するインクは、VICインク × 硬化剤を、10 × 1の割合 + 溶剤(うすめ液)で、
通常色は、白・黒・青系・赤系・黄色系・オレンジ系・緑系の15色と金銀色があります。
弊社のインク棚にあるインクの種類です。
【調合色】
600種の見本に合わせて調合色を作成します。
一般の印刷業は「DIC」とパッド印刷業は「VIC」
「DICカラー見本」から選んだ品番からご指定ただくことがありますが、
それを参考にして「VICカラー見本」から探すことになります。
「VICカラー見本」600種の中にはご指定のDICカラーと同じものはなくて「これでいいかな?」と、より似せたVICカラーで進めることになります。
調合色作成は、色ごとのブラム数を掛け合わせて作ることになりますが、
インク其々に「濃い・うすい」がありますので、
「濃くなっているインク」は若干少なめにして、
「薄くなっているインク」は若干多くを使用することになり、
永年積み重ねてきた「勘」を活かしての調合色完成になります。
追加で一点、
多種のインクの中でも、
白黒以外のインクは「透明性」が勝っていることから、
例えば、
黒軸ペンに赤インクで印刷をしても印刷は黒仕上がりになってしまいます。
そこに、白インクを加えれば、
色は付きますが「ピンク色」です。
そこに又、赤色インクを加えて色調整します。
最終的には、
同じインクを、2度3度と重ね印刷をする場合もあります。
【パッド印刷途上のトラブルシューティング】
【季節ごとに違う対応】
使用のインクは、
乾燥の季節はトラブルが多く発生します。
季節ごとの気温・湿度に左右されがちな印刷過程を速乾型の溶剤を使い分けしながらの印刷追行で、
その微妙な調整にはマニュアル的なものもなく重ねた経験と勘での作業になります。
【簡易型】
シリコンで型取った以下のような「簡易型」を使用することで、
印刷時に、
被印刷謀体が前後左右(ペンの場合は回転も)にズレることなく、
その被印刷謀体が多数であっても印刷位置にほとんどの狂いもなく一定した印刷が施されることになります。
また、
印刷型の材質がシリコンであることにより、
被印刷謀体に傷をつけることもありません。
モノに対する印刷の場合には、
印刷対象物が固定されずに動くようでは多数のペンへの印刷で印刷位置が一定しますし、それでは印刷の精密度もおちてきます。
そこで大切なのは、
簡単でもいいので印刷対象物が動かないものを作る必要があります。
一般的には、
硬化剤を加えたシリコンで被印刷物から型を取って作り、
ペン以外の大きなものは厚ベニヤなどをを使って作ります。
本格的な型を作るを大変に高価なものになってくるための自家製の簡易型です。
「パッド印刷のことなら…」
そんなつもりでいても、
どうしても分からないことにぶつかることがあるものです。
そんな時には、
初心に帰り、「最初のインク作りから始める」ことで難なくことが進むこともあります。
どんな仕事も同じであるように、
パッド印刷おいても、「達成感」はないものと決めて、
「生涯勉強」で進むしかないと考えています。
【印刷点検】
最後に、
印刷点検が無事終了で、
名入れペン作成のパッド印刷作業は終了です。
【パッド印刷】で名入れペンを、
当ページでは、
名入れペンをパッド印刷を使って作成する方法を説明しています。
【できるまでの工程】
① ペンに応じた印刷可能範囲の確認
② データ作成(確認した印刷範囲に合わせて)
③ 印刷版用「ポジフイルムの作成」
④ 印刷版作成
⑤ パッド印刷機のセッティング
⑥ インクの選定
⑦ 試し印刷(印刷箇所にセロテープを貼って)
⑧ 本番印刷
⑨ 印刷仕上りの検査
① 包装仕上げ
※以上のように、
大口印刷の場合も、1本だけの個人名入り個別名入れペンの場合もその工程は全く同じでその全てに吟味が必要とした工程です。
パッド印刷
【パッド印刷の歴史】
パッド印刷の技術は100年ほどの歴史がありますが、ドイツのタンボ社によって約60年前に確立された印刷方法で、別名は「タンボ印刷」ともいわれてきました。
時計の文字盤に印刷をするということから時計業界を中心に活用が広がった特殊印刷工法として知られています。
パッド印刷は、
エッチングされた凹版にインクを流し込み、
余計なインクをスキージで掻き出たあとに残ったエッジングの中のインクをシリコンパッドでを拾って被印刷物に転写する印刷方法です。
・一次転写:エッジングに残ったインクをシリコンパッドに転写
・二次転写:シリコンパッドで拾ったインクを被印刷体に転写すること。
シリコンパッドの弾力性により、
曲面や凹凸のあるアイテムにも印刷でき、最小フォントサイズ:3.5ptの微細文字の印刷も得意としています。
【メリット】
・低コストで短納期が可能
・細かい印刷が可能
・湾曲や凹凸のあるアイテムにも印刷が可能です。
【デメリット】
・低コストで短納期が可能
・細かい印刷が可能
・湾曲や凹凸のあるアイテムにも印刷が可能です。
【印刷対象物】
印刷可能対象の材質は、紙類をはじめとして、金属類・プラスチック類・木材類やその他のあらゆる固形物への印刷が可能ですが、ゴム系などの柔らかいモノへの印刷は不可能です。
名入れペンネットサイトの姉妹サイト
印刷込みサングラス「ノベルティジャパンサイト」でも、
パッド印刷が活躍しています。
【印刷可能範囲】(W:横幅)
一般的な印刷機のサイズ限度(横幅:50㎜)で、
印刷機種によってサイズ限度(横幅:150㎜)のものもあります。
【印刷可能範囲】(H:縦幅)
縦幅(天地)は、ペンの大半が円筒形であるため、その直径の約60%を限度としています。
例として、
直径:10㎜のペンへの印刷可能縦幅(天地)は6㎜になります。
【データ作成】
お客様ご希望に合わせてデータ作成を進めます。
「画像とデータ」
専門的なことでもあり、
一般的にはお分かりにならないのは当然ですが、
「データを添付しました」といわれても添付されているのは大半が「画像」です。
画像からでは印刷版は作成できないので、
その画像をデータ化(編集可能なベクターデータに変換)する必要がありです。
「画像からのデータ作成」
文字以外の、ロゴや校章などはトレースしてデータに変換していきます。
「鮮明な印刷」
・最小文字サイズ:3.5pt(天地:1㎜)でも鮮明な印刷が可能です。
【家紋入り個別名入れボールペン】
複雑な作りの家紋を細いペンに、
印刷可能なデータへの変換は難易な作業です。
※細線状態部分の潰れもない印刷のためには、
・名入れペンネット独自のデータ作成技術
印刷時の工夫、
・インク濃淡の調整
・適したパッドの選定
・機械動作しぴーどの調整
※すべてに微細な調整が必要です。
【ポジフイルム作成】
・①は、名入れペンネットの元ロゴ
・②と③は、2色重ね印刷世のもので、
②は、ミントグリーン色でのロゴマークの印刷、
③は、名入れペンネット名を黒印刷です。
・④は、ロゴマークと文字ロゴのすべてを1色印刷する際に使用します。
【印刷版作成】印刷版作成機
出来上がった「ポジフイルム」を使って「印刷版」を作成します。
①部分では、ポジフイルムと感光性樹脂凹版材(PGプレート)を重ね合わせて、1.5分間の露光をし、版材の文字やロゴの絵柄以外を硬化させます。
⓶部分では、硬化してない部分(ポジフイルムの文字やロゴ)をアルコール皿の底のブラシで掻き出し文字やロゴ部分が凹状態にします。
③部分では、凹状態になったPGプレートの全体を乾燥させます。
再度、
①部分で、乾燥した印刷版(凹状態のPGプレート)を硬化させて「印刷版」の完成です。
【パッド印刷機のセット】
・出来上がった印刷版を固定します。
・印刷図柄に合わせたシリコンパッドを選定して取り付けます。
・機械動作における「スピード」「空気圧」等を調節します。
※本調整は、印刷開始後もしばらくは続けます。
【インク投入】
お客様ご指定のインクに硬化剤と転化剤(うすめ液)を混合して機械に投入します。
※その際は、
・既成色はそのままで、
・調合色は、グラム秤を使って調合します。
【VICの既成色インク】
主に使用するインクは、VICインク × 硬化剤を、10 × 1の割合 + 溶剤(うすめ液)で、
通常色は、白・黒・青系・赤系・黄色系・オレンジ系・緑系の15色と金銀色があります。
弊社のインク棚にあるインクの種類です。
【調合色】
600種の見本に合わせて調合色を作成します。
一般の印刷業は「DIC」とパッド印刷業は「VIC」
「DICカラー見本」から選んだ品番からご指定ただくことがありますが、
それを参考にして「VICカラー見本」から探すことになります。
「VICカラー見本」600種の中にはご指定のDICカラーと同じものはなくて「これでいいかな?」と、より似せたVICカラーで進めることになります。
調合色作成は、色ごとのブラム数を掛け合わせて作ることになりますが、
インク其々に「濃い・うすい」がありますので、
「濃くなっているインク」は若干少なめにして、
「薄くなっているインク」は若干多くを使用することになり、
永年積み重ねてきた「勘」を活かしての調合色完成になります。
追加で一点、
多種のインクの中でも、
白黒以外のインクは「透明性」が勝っていることから、
例えば、
黒軸ペンに赤インクで印刷をしても印刷は黒仕上がりになってしまいます。
そこに、白インクを加えれば、
色は付きますが「ピンク色」です。
そこに又、赤色インクを加えて色調整します。
最終的には、
同じインクを、2度3度と重ね印刷をする場合もあります。
【パッド印刷途上のトラブルシューティング】
【季節ごとに違う対応】
使用のインクは、
乾燥の季節はトラブルが多く発生します。
季節ごとの気温・湿度に左右されがちな印刷過程を速乾型の溶剤を使い分けしながらの印刷追行で、
その微妙な調整にはマニュアル的なものもなく重ねた経験と勘での作業になります。
【簡易型】
シリコンで型取った以下のような「簡易型」を使用することで、
印刷時に、
被印刷謀体が前後左右(ペンの場合は回転も)にズレることなく、
その被印刷謀体が多数であっても印刷位置にほとんどの狂いもなく一定した印刷が施されることになります。
また、
印刷型の材質がシリコンであることにより、
被印刷謀体に傷をつけることもありません。
モノに対する印刷の場合には、
印刷対象物が固定されずに動くようでは多数のペンへの印刷で印刷位置が一定しますし、それでは印刷の精密度もおちてきます。
そこで大切なのは、
簡単でもいいので印刷対象物が動かないものを作る必要があります。
一般的には、
硬化剤を加えたシリコンで被印刷物から型を取って作り、
ペン以外の大きなものは厚ベニヤなどをを使って作ります。
本格的な型を作るを大変に高価なものになってくるための自家製の簡易型です。
「パッド印刷のことなら…」
そんなつもりでいても、
どうしても分からないことにぶつかることがあるものです。
そんな時には、
初心に帰り、「最初のインク作りから始める」ことで難なくことが進むこともあります。
どんな仕事も同じであるように、
パッド印刷おいても、「達成感」はないものと決めて、
「生涯勉強」で進むしかないと考えています。
【印刷点検】
最後に、
印刷点検が無事終了で、
名入れペン作成のパッド印刷作業は終了です。